商売繁盛」「福を呼ぶ」として親しまれる 恵比寿神 (えびすさま)を祀る神社の中でも、特に有名で格式の高いのが西宮神社です。今回は、その歴史、見どころ、そして参拝の楽しみ方を“ブログ風”に紹介します。
■ 西宮神社ってどんな神社?
- 全国のえびす神社の総本社 とされ、多くの「戎(えびす)信仰」の起点。
- 所在地は兵庫県西宮市社家町。阪神電車「西宮駅」から徒歩5分ほどでアクセス良好。
- 祭神は、蛭児大神(えびすさま)を中心に、天照大神・大国主大神・須佐之男大神など複数。
- 社殿の造りも特徴的で、本殿は「三連春日造(さんれんかすがづくり)」。拝殿や練塀、表大門など、歴史的建造物も多く、文化財的価値も高い。
かつては「漁業の神」として信仰されていましたが、のちに商業の発展とともに「商売繁盛」「五穀豊穣」を願う神社として広まった歴史を持ちます。
■ 年中行事と「えべっさん」―― とくに有名なイベントたち
🎯 十日戎(1月9–11日)
西宮神社で最も有名な祭事。1月9日の「宵戎」、10日の「本戎」、11日の「残り福」で構成され、関西を代表する冬の風物詩として全国的に知られています。
- この期間、境内は多くの縁起物や屋台で賑わい、100万人以上の参拝者 が訪れることも。
- 名物の 「福笹」 を授かり、熊手や鯛、俵など縁起ものをつけて家や店の商売繁盛・開運を願う人が多くいます。
🏃 福男選び(1月10日早朝)
十日戎のハイライトとも言える行事。
- 午前6時、表大門が開くと参拝者が一斉に本殿へ向けて「走り参り」。約230メートルの参道を駆け抜け、本殿に最初に到着した三人が「一番福~三番福」として選ばれます。
- その熱気とスピード感はまさに年初の風物詩。テレビなどでもたびたび取り上げられ、多くの人の注目を集めています。
🌸 その他の祭事や行事
西宮神社は年間を通してさまざまなお祭り・行事があります。例えば:
- 毎年9月22日前後の「例祭」と海の神事である「渡御祭(わたしのみまつり)」。かつて漁師が海から御神像を迎えたという伝説にちなむ、伝統的な神事。
- 夏の「夏えびす」や地域の酒蔵とのコラボイベントなど、地元・西宮の文化とも深くつながる多彩な催し。
■ なぜ今も人を引きつけるのか?
- 恵比寿神の「海と商売を守る神」という性格が、古くからの漁業文化と近代の商業文化をつなぎ、時代が変わっても人々の生活にリンクしている点。
- 歴史ある建造物や伝統行事、地域との強い結びつき ―― ただの“観光地”ではなく、「地域の心」「信仰」「文化」を感じられる場所であること。
- 毎年変わらず繰り返される「新年の祈り」「願い」「福を呼ぶ儀式」が、人々の希望や安心感を支えてきたから。
■ まとめ — 西宮神社は「時代を超えて愛される、福と歴史の聖地」
西宮神社は、ただの「古い神社」ではありません。
そこには、海の神から街の神へと姿を変えながら、人々の暮らしと共に歩んできた歴史があります。
参拝すれば、風景や建物だけでなく、過去から未来まで続く“願いの連鎖”に触れられるような気がします。