冬の寒暖差や季節の変わり目、忙しさによる疲労など、「めまい」を感じる場面は日常に意外と多くあります。ふわっと浮くような感覚、ぐるぐる回るような感覚、立ちくらみ……。実はめまいと一口に言っても種類があり、原因もさまざまです。今回は、めまいの代表的な原因と日常でできる対策、そして漢方の視点からのケアについてご紹介します。
めまいの種類
● 回転性めまい(ぐるぐる回るタイプ)
自分や周囲が回っているように感じるめまい。
三半規管(内耳)のトラブルが主な原因で、代表的なのは「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」など。
● 浮動性めまい(ふわふわ・ふらつくタイプ)
地面が安定しない、雲の上を歩くようなふわふわ感。
自律神経の乱れ・心因性・血圧変動・頚椎のこりなどが関係します。
● 立ちくらみ(起立性めまい)
急に立ち上がったときにクラッとするタイプ。
**血圧調整がうまくいかない時(起立性低血圧)**に起こりやすいです。
めまいの主な原因
- ストレス・過労による自律神経の乱れ
- 睡眠不足
- 姿勢不良や首肩こり
- 内耳の結晶が動く(BPPV)
- 貧血
- ホルモンバランスの変化
- 脱水・低血糖
- 高血圧・低血圧
めまいは多くの場合「良性」ですが、
激しい頭痛・ろれつが回らない・片側の手足のしびれなどがある場合は脳の病気の可能性があるため、すぐに受診が必要です。
日常でできるめまい対策
✔ 水分補給をしっかり
冬は意外と脱水しやすく、血流が悪くなるとめまいの原因に。
✔ 首肩を温めてほぐす
特にデスクワークが多い方は、首肩のこりがめまいを誘発することがあります。
✔ 寝不足を避ける
自律神経の乱れはめまいの大きな原因。入浴やストレッチで睡眠の質を上げましょう。
✔ 急に立ち上がらない
立ちくらみ予防には、起き上がるときに「一呼吸」置くのがポイント。
✔ スマホのうつむき姿勢に注意
頭の重さで首に負担→自律神経の乱れ→めまい、と連鎖します。
漢方から見るめまいとおすすめ処方
漢方では、めまいは 「水(すい)」の巡りの悪さ・気血不足・肝の高ぶり などで起こると考えます。
● 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
ふわふわしためまい、動悸、立ちくらみ。
「水の滞り」を取り、体のバランスを整える漢方。
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● 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
頭重感・ふらつき・疲れやすい方向け。
気血を補い、水分バランスを改善します。
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● 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血が不足しがちな女性のめまいに。
冷え、むくみ、立ちくらみにも使われます。
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● 加味逍遙散(かみしょうようさん)
ストレス・イライラに伴うめまいに。
自律神経の乱れを整える代表処方。
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まとめ
めまいは、身体からの「調子が乱れていますよ」というサインです。
ストレス・寝不足・冷え・姿勢不良など、日常のちょっとした積み重ねが原因になっていることも多く、生活の見直しで軽くなることがあります。
一方で、めまいは脳や耳の病気が隠れていることもあるため、「いつもと違う」「強いめまいが続く」場合は早めに受診することが大切です。
身体の声に耳を傾けながら、無理のない範囲でケアしていきましょう。