■ 漢方とは
漢方(かんぽう)とは、中国から伝わった医学が日本で独自に発展した伝統医療の総称です。
病気そのものよりも 「人の体質・バランスの乱れ」 に着目し、身体全体を整えて治すという特徴があります。
西洋医学が「病気の原因を特定し、その症状を抑える」アプローチなのに対し、漢方は “体を病気になりにくい状態に戻す” という考え方が基本です。
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■ 漢方の歴史(かんたんに)
• 古代中国の医学書『黄帝内経』の思想が起源
• 奈良時代に日本へ伝来
• 江戸時代に日本独自の発展(和方)
• 明治以降は西洋医学が主流になるも、現在は両者併用が一般的に
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■ 漢方の基本的な考え方
● ①「気・血・水(き・けつ・すい)」
体を流れる3つの要素のバランスを整える、という考え方。
• 気(き):生命エネルギー
• 血(けつ):血液とその働き
• 水(すい):血以外の体液(リンパなど)
これらが不足したり滞ったりすると、さまざまな不調が起こるとします。
● ②「陰陽・虚実・寒熱」などの体質分類
人をいくつかのタイプに分け、そのタイプに合う漢方を選ぶ。
例:
• 虚証(弱いタイプ):体力がない、冷え性、疲れやすい
• 実証(強いタイプ):体力がある、肩こり・のぼせが出やすい
• 寒熱:冷えに弱いか、熱がこもりやすいか など
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■ よく使われる代表的な漢方処方
● 葛根湯(かっこんとう)
• 初期の風邪、肩こり
• 冷えがなく体力があるタイプ向け
https://kampostation.com/products/tsumura-kakkonto-a
● 五苓散(ごれいさん)
• むくみ、頭痛、二日酔い、水分バランスの乱れ
• 気圧の変化による頭痛にも使われる
https://kampostation.com/products/tsumura-goreisan
● 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
• 便秘・肥満ぎみ
• お腹に脂肪がつきやすい
https://kampostation.com/products/tsumura-bofutsusyosan
● 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
• ストレス、喉がつまる感じ
• 気分が落ち込む人に使われる
https://kampostation.com/products/tsumura-hangekobokuto
● 八味地黄丸(はちみじおうがん)
• 50代以降の冷え・頻尿・腰痛
• 加齢に伴う不調向け
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■ 漢方のメリット
• 体質改善に向く
• 西洋薬より副作用が比較的少ない
• 複数の症状に一つで対応できる
• “なんとなくの不調”にも使いやすい
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■ デメリット・注意点
• 即効性は弱め(数日〜数週間かけて効くことも)
• 体質判断が重要で、合わなければ効果が出ない
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■ まとめ
漢方は
「体質を整えて、自然治癒力を高める」
ことを重視する医療です。
西洋医学と漢方はどちらが優れているというより、
場面によって使い分ける“併用型”が今の主流 です。