冬の乾燥シーズンや、声を使う仕事をしている人にとって欠かせないのが「のど飴」。
しかし、一口にのど飴といっても、成分・効果・目的はさまざま。今回は、のど飴の仕組みから選び方、タイプ別の特徴まで、わかりやすく解説します。
■ のど飴はどうして “のど” に良いのか?
のど飴の役割をざっくりまとめると、以下の3つです。
① のどの乾燥を防ぐ(保湿)
飴を口に含むことで唾液分泌が増え、のど全体がうるおいます。
唾液は天然のバリアなので、ウイルスや細菌への抵抗力もサポート。
② 炎症を抑える成分が働く
商品によっては、ハーブや和漢成分が配合されており、炎症を和らげたり、痛みを緩和したりする効果があります。
③ 声帯ケアにも役立つ
声枯れが気になるとき、のどを湿らせておくことはとても大事。
ミュージシャンや講師、接客業の人にも愛用者が多い理由です。
■ のど飴のタイプと成分
のど飴には大きく4つのタイプがあります。
1. 医薬部外品タイプ(のどの炎症・声枯れ向け)
成分例:カンゾウ、キキョウ、ショウキョウ、トラネキサム酸 など
→ のどが痛い/声枯れが強いときにおすすめ。
2. ハーブ系(優しいケア向け)
成分例:ハーブエキス、蜂蜜、プロポリス
→ 日常のケア・予防向け。刺激が少ない。
3. メントール系(スッキリしたい人向け)
スースーする清涼感が特徴
→ 気分転換、鼻づまりが気になる時にも。
4. 味重視のキャンディタイプ
甘さやフルーツ感が楽しめる
→ 乾燥ケアをしながらおやつ感覚で食べたい人に。
■ のど飴の選び方|用途別おすすめ
● とにかく痛い・声が出にくい
→ 医薬部外品のど飴(漢方系、薬用成分入り)
● 毎日の予防・乾燥対策
→ 蜂蜜・ハーブ系
● 眠気覚ましも兼ねたい
→ メントール強めタイプ
● 子どもにも使わせたい
→ 刺激の少ないやさしいタイプ
(※小さな子どもは誤飲リスクがあるので注意)
■ のど飴を “効果的に使うコツ”
✔ 口に含んでゆっくり溶かす(噛んでしまうと効果半減)
✔ 乾燥を感じる前に早めに食べる
✔ 加湿器と組み合わせるとより効果的
✔ 寝る前はノンメントールの方が優しい
特に長時間の外出・移動時は、カバンに1つ入れておくと安心です。
■ 最近人気ののど飴トレンド
・のどにやさしい“蜂蜜100%系”
・のどのケア × ビタミン補給
・薬草・漢方エキス配合タイプ
・砂糖不使用・低カロリータイプ
健康意識の高まりから、「自然派のど飴」が人気になっています。
■ まとめ
のど飴は、単なるお菓子ではなく、日常の小さな健康ケアアイテム。
乾燥や声枯れが気になる季節こそ、自分に合ったタイプを選ぶことで、のどの負担を軽減できます。
日頃の“ちょっとしたケア”が、冬の体調を大きく左右します。
自分の生活スタイルに合う一粒を見つけて、ぜひのどを大切にしてあげてください。