「食後にお腹が重い」「下痢やむくみを繰り返す」「雨の日に体調が悪くなる」
そんな症状に悩んでいませんか?
漢方では、こうした不調を体内の水分バランスの乱れと考えることがあります。
そこで使われる代表的な処方が、**胃苓湯(いれいとう)**です。
胃苓湯とは?
胃苓湯は、
胃腸の働きを整えながら、余分な水分を体の外へ排出する漢方薬です。
「胃腸虚弱」と「水滞(すいたい)」の両方に対応できるのが特徴で、
消化不良と下痢、むくみなどが同時に起こる場合によく用いられます。
どんな症状に使われるの?
胃苓湯は、次のような症状がある方に向いています。
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下痢しやすい、軟便が続く
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食後に胃がもたれる、食欲不振
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お腹がゴロゴロしやすい
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むくみやすい
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雨の日・湿気の多い時期に体調が悪くなる
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冷たいものを摂ると胃腸の調子が崩れる
特に、胃腸が弱く、水分代謝がうまくいっていないタイプの方に適した処方です。
胃苓湯の構成生薬
胃苓湯は、
**「平胃散」と「五苓散」**を組み合わせた処方です。
平胃散由来の生薬
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蒼朮(そうじゅつ):余分な湿気を取り、胃腸を丈夫にする
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厚朴(こうぼく):お腹の張りを改善する
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陳皮(ちんぴ):消化を助け、気の巡りを良くする
五苓散由来の生薬
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沢瀉(たくしゃ):余分な水分を尿として排出
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猪苓(ちょれい):水分代謝を促す
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茯苓(ぶくりょう):胃腸を支えながら水をさばく
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白朮(びゃくじゅつ):消化機能を高め、水分調整
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桂皮(けいひ):体を温め、水の巡りを助ける
これらが合わさり、**「食べられる体」と「水はけの良い体」**を同時に目指します。
胃苓湯が向いている体質とは?
胃苓湯が合いやすいのは、次のような体質です。
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胃腸が弱く、疲れやすい
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冷たい飲食物で体調を崩しやすい
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むくみやすく、体が重だるい
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梅雨や台風の時期に不調が出やすい
逆に、
✔ 便秘傾向
✔ 体力が非常に充実している
✔ のぼせやすい
といった場合は、他の処方が適することもあります。
まとめ
胃苓湯は、
「胃腸の弱さ」と「体内の水分の滞り」を同時に整える漢方薬です。
下痢・食欲不振・むくみなどが重なるとき、
「胃腸だけ」「水分だけ」ではなく、両面からケアすることが大切です。
なんとなく続く不調に、
体質から見直す漢方という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
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